優勝国:西ドイツ
ワールドカップも今大会で10度目の節目を迎え、
大会方式を大きく変更。
(ただし、超変則的な方式のため、次回大会と2大会のみの方式となる)
まず、1次リーグは以前と同様の方式で、
上位2チームずつの8チームが勝ち上がり、
続いて、”2次リーグ” を4チームずつ、2組に分けて戦う。
各組の1位同士が決勝を戦い、各組の2位同士が3位決定戦を戦う。
前回大会の優勝国ブラジルは、ペレを始めとする主力選手が引退し、
かなり厳しい戦いを強いられるが、何とか4位で大会を終えている。
ブラジルが陰りを見せた今大会では、
オランダ、西ドイツが圧倒的な強さを発揮し、決勝戦を戦う。
ヨハンクライフを擁したオランダは、
”全員攻撃・全員守備” のトータルフットボールを展開し、
これまで分かれていた攻撃と守備を融合させる。
皇帝ベッケンバウアーが常に中心にいた西ドイツは、
ディフェンダーが戦術的に攻め上がるといった、”リベロ” を披露。
結果的には、堅い守りの西ドイツが優勝するが、
世間の注目は、ポジションを目まぐるしく変え、
圧倒的な運動量を誇る、オランダのトータルフットボールが注目される。
※ なお、得点王は、3位になったポーランドの選手、
グジェゴシ・ラトーが、7得点を挙げ獲得している。
また、今大会から優勝カップが、
”FIFAワールドカップトロフィー” と変更され、
優勝国に直接手渡しされることとなった。
9月 28
1974年、西ドイツ大会
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