優勝国:ブラジル
まず、あってはならない悲劇を確認しておこう。
1次リーグ第2戦のアメリカ戦(1-2)で、
コロンビアのエスコバルがオウンゴールを犯してしまう。
(オウンゴールは、中盤でのチーム全体のミスが原因)
結果的に、このオウンゴールで1次リーグ敗退となってしまい、
帰国後、エスコバルはマフィアに射殺されてしまう。
(サッカー賭博が原因とみられている)
このような惨事が2度と起こらないためにも、
人々の記憶に残しておくべき、悲劇の事件である。
アメリカで行われた、ワールドカップ第15回大会は、
PK戦の末、イタリアとの死闘を制しブラジルが優勝。
(ブラジルはこれで4度目の栄冠)
※ 3位は、ブルガリアを4ー0で下した、スウェーデン。
今大会は、ヨーロッパ圏でのテレビ放映に合わせ、
昼間の炎天下での試合が多くなったため、各チームとも、
今までに無いくらい厳しいコンディションでの戦を強いられた。
今大会から、”フィールドプレイヤー2名 + キーパー1名” の、
計3名の交代が認められるようになり、
その後、翌95年3月からポジションに関係なく、3名となった。
また、ビデオによる事後判定というものも採用され、
イタリアのタソッティという選手に対し、試合中の暴行を理由に、
8試合出場停止処分が課された。
(この他にも、数名の選手が試合後に出場停止処分を課されている)
アメリカ大会は、試合後の処分が多い大会であったが、
中でも特筆すべきが、1次リーグ第2戦(ナイジェリア)後の、
マラドーナのドーピング違反であり、永久追放の処分が下った。
ここから、各国の情報となり…
地区予選では、記憶にある方も多いでしょうが、
1次予選を圧勝していた日本が、最後の最後の1点に泣く、
ドーハの悲劇がと呼ばれる予選敗退を強いられる。
(フランスも同様に、パリの悲劇を味わう…)
■ベストイレブン
FW:ストイチコフ(ブルガリア)、バッジョ(伊)、ロマーリオ(ブラジル)
MF:ドゥンガ(ブラジル)、ハジ(ルーマニア)、
ブロリン(スウェーデン)、バラコフ(ブルガリア)
DF:マルディーニ(伊)、サントス、ジョルジーニョ(ブラジル)
GK:プロドーム(ベルギー)
■各賞
MVP:ロマーリオ
得点王(6点):ストイチコフ、サレンコ
※ ロシアのサレンコは、1次リーグで1試合5得点をたたき出し、
1次リーグ敗退チームから、初の得点王獲得者となった。
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